【出版社の面接対策】出版社社員が教える必ず役立つ5つのこと

出版

出版社の入社面接に臨むにあたり、前もって準備しておくことは何か?

今回は、現在出版社勤務の私の実体験などから5つ書いていきます。

 

出版社の入社面接に臨むにあたって準備しておけば必ず役立つ5つのこと

①「最近読んだ本」と「好きな本」については語れるようにしておく

・最近読んだ本は何ですか?

・好きな本は何ですか?

この手の質問はかなりの確率でされます。

これに対する返答は必ず準備しておきましょう。

自分が今まで読んだ本の中で語りやすいものをとりあげて話すことができれば、まず問題ありません。

まさか出版社の面接まですすんだ人でまったく本を読んだことも触れたこともないという人はいないと思いますが、もしいるのであれば、面接までに何でもいいので読みましょう。

 

そして、これ系の質問への答え方で注意すべき点があります。

 

読んだ本の内容を長々と語らないこと

たとえば「好きな本は何ですか」という質問に対し、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と答えるとします。

そのときに、「この本は、維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの明治日本の~、日本海海戦でバルチック艦隊を破った秋山真之と~」などと、長々と本の内容を語るのはやめておきましょう

面接官は、あなたの答える本の内容を知りたいのではなく、あなたが「なぜ」その本を選んだのか、「どうして」そう思ったのかを知りたいからです。

本の内容は短く切り上げ、「なぜ」や「どうして」などの本に対する分析の部分を深く掘り下げて答えられるようにしておきましょう。

 

②面接を受ける出版社がどのような本をつくっているのかを調べておく

面接を受ける前に、あたりまえですがその出版社がどんな本を出版しているのかを知っておいたほうがいいです。

持っているスマホやパソコンなんかで「出版社名」を検索すればすぐにホームページなどが確認できるので、最低限それは見ておきましょう。まぁ検索するだけなので、簡単ですよね。

面接の質問内で「新しい企画」「売り方」についての意見を求められることもあるので、余裕があれば答えられるようにしておきましょう。

 

③今売れている本や流行っている本を把握しておく

売れていたり流行っていたりする本は、把握しておきましょう。

出版社は常に最新の情報を仕入れて企画に活かしているからです。

とくに書店の目立つ場所やランキング棚に置いてある商品は売れ筋なので、チェックしておいた方がいいです。

今後売れそうなジャンルなどの目星をつけておくのもいいですね。

 

④自分の「強み」と「弱み」を言えるように準備しておく

出版社とか業界とか関係なく、就職における面接全般にいえるのですが、あなたの強みと弱みを教えてくださいという質問は、必ず答えられるよう準備しておいた方がいいです。

私は学生時代の就活や社会人になっての転職で面接を何度か経験しましたが、この質問は、業界問わず必ず聞かれました。

もちろん出版社面接時も聞かれました。

質問への答え方としては、

たとえば、強み(長所)だと、最初に「私の強みは○○です」と結論を述べ、その後に理由や具体的なエピソードなどを添えるのが無難ですね。

弱み(短所)も同様、最初に結論を述べて理由を添えます。ただこちらは、理由の後に改善への取り組みなど補足を忘れないようにしましょう。弱みだけだとマイナス印象を与えるだけですからね。

 

⑤面接の質問への答えは「極力」ウソをつかない

ウソをついてもいいのですが、極力つかない、というのがポイント。

少し盛ってウソをついて話していても、最悪バレなければ問題はありません

たとえば前職に営業をやっていたとして、その時のエピソードを話すときに「営業ノルマを毎回達成していました」 というウソはまだセーフ

どのように取り組んでいたかを聞かれると思うので、それにたいして答えられるならば大丈夫です。

ただ大見得を切って「営業成績が常に社内トップでした」と言うのはアウト

もちろん事実であればどんどん話せばいいのですが、自分の実力を大幅に超えたウソは、入社してから痛い目を見るのでやめておきましょう。

ただ面接でウソをつくときは、「ウソの十手先」くらいまで回答を用意しておかないと、バレることもあるので要注意です。

 

あとがき

読んで頂き、ありがとうございました!

面接の成功を願っています。