初めての就職や未経験からの転職で、これから「営業職」になる人たちに聞きたいことがあります。
今、めっちゃ不安じゃないですか?
現在自分は出版社で営業の仕事をやっていますが、もともとは全く別の職種から転職してきた人間です。
自分で選んだことなんですけど、正直、仕事が始まる前まで営業という仕事に対してめっちゃ不安を抱いていました。
だって、営業がなにをやってるかなんて全く知らないし、仕事とはいえ営業で知らない人と会うのってなんか怖いし、そもそも営業をやったことないから仕事のイメージが湧かないし…。
まぁそんなので営業になるなよって話ですが、結局のところ、この不安の正体は営業職に対する知識不足、すなわち「未知」が引き起こしているものなんじゃないかと自己分析した私は、とりあえず営業の知識をつけようと思って本を読むことにしました。
営業に対する不安を払拭するためわらにもすがるような思いで書店へ。
そのときにいくつか立ち読みをして選りすぐりましたが、購入にまで至った本は2冊。
それが今回ご紹介する2冊なのですが、読んでいくにつれて営業に対する不安感は多少は薄れたのかなという気がしました。
不安がなくなってきたのは実際に仕事が始まってからなのですが、この2冊の本の内容は、働いていくうえで自分の営業のベースとなりました。
今回の記事、未経験で転職して営業マンになってしまい毎日不安にさいなまれているという自分と同じ道をたどっている人は、ぜひぜひ見てってください。
巷じゃ何十冊もダラダラと紹介しているような記事も見ますけど、この記事はたったの2冊しか紹介しないのでさくっと読めるつくりになっています。
営業未経験だった私が営業マン転職前に読んだ2冊の本!
では、順番に見ていきましょう。
「営業の仕事」についてきれいごと抜きでお話しします: 「売るテクニック」よりも大事なこと
まずはこちらです。
こちらは本のタイトルにもありますが、営業に対する「きれいごと」は一切書いていません。
営業とは「大変」な仕事であると、著者が最初の章で言い切っています。
本の中では、著者が現役の営業時代に経験したエピソードがいくつか語られるのですが、その話がなんとも営業の大変さを物語っています。
たとえば、客先で「灰皿を投げられた話」や、お客様が出てくるのを待つために「雪の中を何時間も立っていた話」などなど、見ているだけで心が折れそうな内容がでてきます。
これだけの内容だと、営業はただの大変な仕事になりますが、恐れることなく最後まで読んでみてください。「営業は大変だけど、面白い仕事」「大変だからこそ、面白い仕事」という著者の言葉がきっと理解できるはずです。
もし最後まで読んでみても「営業は大変」という感想しか抱かない場合は、営業を辞退した方がいいかもしれませんね。
自身の適正をふるいにかけてくれるという点でこの本が役に立ちます。
また、この本のいいところは、営業に対してきれいごとで固められたような表面的な内容ではなく、深く切り込んだ内容だということ。
本質を語っているので、言葉の説得力が違いますね。
【会社では教えてもらえない】数字を上げる人の営業・セールストークのキホン
最後、2冊目はこちら。
1冊目が営業の「心構え」ともいえる本でしたが、こちらは営業の「マニュアル」となりえる本です。
正直、営業って難しそうだし未経験だと何をすればいいのかわからないし、本当にやっていけるのか不安ですよね。
でも安心してください。営業には「体系化されたセオリー」が存在し、そのセオリーを用いれば営業の向き不向きに関係なく結果を出すことができると、本書では述べられています。
独自の実践テクニックが37項目に分かれて順番に紹介されており、内容ごとに細かく区切られているので、文章にメリハリがあって読みやすいです。
「人前に出たり人と話したりするのが苦手だから、営業は向いていない」と、思い込んでいる人にこそ読んでほしい本ですね。
私も営業は向いていないと思っている部類の人間なので、この本には助けられました。
とりあえず読んでいると、営業の仕事できそうだなって気になります。
本書に書かれている内容でとくに私が意識していることは、11番目の実践テクに出てくる「担当者に会えないときは、名刺を手紙にする」です。
終わりに
今回紹介した2冊は、一般的に有名な本だとか、かの有名な大先生が書いたり勧めたりしている本だとかではなく、完全に私の好みでセレクトした本です。
なにかの役に立てれば幸いです。